設立趣旨

当研究会は21世紀における国民のための医療を、現場に働くものの立場で考える勉強会として発足しました。勉強が進むに連れて、日本の医療は他の先進国と比較して、少ないマンパワーの元に、著しく安い経費で運用されており、福祉関係に使われる国家予算の比率とも著しく低いことを知りました。私たちは21世紀ににふさわしい国民の医療制度を確立するために、医療者として内部改革を行いながら、この制度改革の一翼を担いたいと願ってます。講演会は2015年10月で第88回を数え、その度に講演要旨と感想などを加えて報告を行ってきました。また、いくつかの提案を雑誌に投稿する活動や、国政選挙時のアンケート調査も実施してきました。 会の運営は、講演会の参加者からいただく参加費と年会費および寄付により行われています。会の出席には職種を問わず、どなたでも参加出来ます。インターネットを通じて私たちの実績と議論を公開し、多くの医療従事者とともに広く国民の参加を要請いたします。