第103回講演会チラシ

医療と人権

1998年に発足した研究会(2006年にNPO法人として内閣府より認証)は21世紀にふさわしい国民の医療制度を 確立するために、20年以上活動を続けてきました。しかし、医療費抑制を優先する国の政策は医療費も医師数も 先進国最低レベルで、現在の日本の医師数はOECD人口当り医師数平均と比較すると、10万人不足しています。 今回は会のメインテーマである「医療と人権」を取り上げます。医療は人権と深く関係します。ハンセン病の問 題はその典型ともいえますが、その背景には色々な問題があり、日常の医療にも関連する多くのことが見受けら れます。「医療と人権」というキーワードは「患者の人権」に置き換えて考えると色々なことが見えて来ます。 医療制度研究会の大きなテーマの一つですが、日頃考えていることをお話したいと思います。医療関係者及び市 民の多数の方のご参加をお待ちしております。(中澤堅次 当研究会理事長)

日時:2019年10月18日(金)午後6時30分〜8時50分

演題1:ハンセン病問題と背景にあるもの(中澤堅次氏)

演題2:旧優生保護法下における強制不妊手術 官民挙げての強制の仕組みと医師の果たした役割(村口 至氏)